
近年、日本における少子化の進行は深刻な社会問題となっています。その背景には、未婚化や晩婚化、そして初婚年齢の上昇が密接に関わっています。結婚相談所の視点から、初婚の高齢化と少子化の因果関係について考察してみましょう。
初婚年齢の上昇と少子化の現状

厚生労働省の「人口動態統計」によれば、2022年の合計特殊出生率は1.26と過去最低を記録しました。 また、同年の出生数も77万759人と初めて80万人を下回りました。これらの数字は、日本の少子化がますます深刻化していることを示しています。
一方、平均初婚年齢も上昇傾向にあります。2020年時点で、男性の約3.5人に1人、女性の約5.6人に1人が50歳時に未婚であることが報告されています。 この未婚率の上昇は、晩婚化や未婚化の進行を示しており、少子化の一因と考えられます。
初婚の高齢化が少子化に与える影響

初婚年齢の上昇、すなわち晩婚化は、直接的に出生数の減少に影響を及ぼします。結婚が遅れることで、子どもを持つタイミングも遅れ、結果として子どもの数が減少する傾向があります。特に女性の場合、年齢とともに妊娠・出産のリスクが高まるため、子どもを持つこと自体が難しくなるケースもあります。
また、晩婚化は未婚化とも関連しています。結婚適齢期を過ぎると、結婚に対する意欲が低下し、そのまま未婚を選択する人も増加します。これらの要因が組み合わさり、少子化が進行していると考えられます。
結婚相談所の視点から見る課題と対策

結婚相談所として、初婚の高齢化と少子化の問題にどのように向き合うべきかを考えると、以下の点が挙げられます。
1. 若年層への結婚意識の啓発
若い世代に対して、結婚や家庭を持つことの意義やメリットを伝える啓発活動が重要です。結婚がもたらす幸福感や社会的なつながりを伝えることで、結婚への意欲を高めることが期待できます。
2. 結婚・子育て支援の充実
経済的な不安や仕事と家庭の両立の難しさが、結婚や子育てをためらう要因となっています。これらの課題を解決するために、結婚資金の援助や育児休暇の充実、職場での子育て支援など、総合的なサポート体制を整えることが求められます。
3. 出会いの場の提供
現代社会では、日常生活での出会いの機会が減少しています。結婚相談所やマッチングイベントを通じて、多様な出会いの場を提供し、結婚への第一歩をサポートすることが重要です。
結論
初婚の高齢化と少子化は、社会全体の構造的な問題であり、個人の選択だけで解決するのは難しい側面があります。しかし、結婚相談所としては、結婚や子育てに関する情報提供やサポートを通じて、少子化問題の解決に寄与することができます。社会全体で結婚や子育てを支える環境を整えることで、未来の世代に希望をつなげていくことが求められています。