婚活力は聴く力から
結論から言います。
結婚したいと思ったらまず一番最初に
「人の話を聴く癖をつけなさい」
約20年前に遡ります。
私がまだ飲食店を経営していた頃の話です。
私は人からひょうきんで明るく
話し上手と言われていました。
自分でもそう思っていました。
しかし、長きにわたり飲食業に従事していた私に
ずっとついてきてくれているお客さんがあることを言ったのです。
「笹倉さんところに来ると、気持ちよく話をきいてもらえる。」
あまりピンと来なかったのですが
どこかに “あれ?そうかな?” って気になっていたんです。
それからそう言われたことが気になり始めると
その他によく顔を見せてくれているお客さんが
「こないだ話聞いてもらってスッとしてそれからうまくいきました…」
とか
「なんだかんだ言ってこの人めっちゃ人の話聞いてるからね…」
とかそんなことを言ってもらえることが多いことに気がついたのです。
話し上手は聞き上手
私が思い当たる聞き上手な有名人は
タモリさん、さんまさん、マツコデラックスさん
です。
この3人とも、話が上手なイメージがすごく強いです。
でも、タモリさんは笑っていいとも!のテレフォンショッキング
さんまさんはさんまのまんま。
この3名の番組をよく見てると
実はあまり話してないんですよね…
何かのきっかけを掴むまで
しっかりと話を聞いている。
しかも、相槌の打ち方とかが上手で
ゲストの話を聞いている時がとても楽しそうなんです。
しっかりと人の話を聴くことによって
相手がが何を意図しているのかを感じ取って
その意図を自分の言葉に置き換えて
整理するように話すと
相手は途端にあなたが良き理解者であると認識するのです。
歴史上の偉人も聴き上手
「人民の人民による人民のための政治」
これはリンカーンの言葉です。
私が最も尊敬している歴史上の人物がリンカーンで
もちろんアメリカ黒人を奴隷から解放したことが有名で
遊説や演説が上手という印象をお持ちの方が多いと思います。
実はリンカーンも人の話をとにかくよく聴く人だったとのことです。
スティーブンスピルバーグが2012年だったか?
そのころに公開された映画で
米、南北戦争中に黒人2人の兵士が
直々にリンカーンに
「俺たち黒人をもっと最前線に出して使った欲しい」
と直訴するシーンがあったのですが
私はそのシーンが最も印象に残りました。
しっかりと目を見て、心穏やかに
どんな瑣末な意見もしっかりと
心を添えて聴いている。
聴いてもらえた黒人兵士二人の表情も
何とも言えない安堵の表情で
人の話を聴くのが上手な人と
そういう人に想いをしっかりと聴いてもらえた人の
心情が見事に表現されていたシーンでした。
その後、その黒人兵士の話ことを
しっかりと聞き入れたリンカーンは
黒人部隊を編成し様々な困難を乗り越え
最終的に、南北戦争に勝利し
アメリカ黒人の奴隷解放を成し遂げたわけですが
リンカーンの場合非常に破天荒な妻がいても
それをしっかりと受け止めたり
アメリカ大統領にしては非常に粗末な容姿で
ズボンもしわしわで高価なものはあまり好まなかったと言われております。
人の気持ちに寄り添った話をすることができる人は
まず自分が話す前に
相手の心に耳を傾ける
聞くではなく聴く姿勢を持っている人だと思います。
まず理解に徹し、そして理解される
このことが少しでも気になった方は
ぜひ、「7つの習慣」を読んでみてください。
この書籍の中の第5の習慣が
この “まず理解に徹し、そして理解される” です。
この本には”相手を心を理解しようと努める姿勢を見せる” だけでも
その相手との間に信頼の空気が流れ
どんな争い事も解決に向かうきっかけになる。
と言うようなことが書いてあります。
決してテクニックに頼るのではなく
リンカーンや、さんまさん、タモリさんのように
まずは相手の想いをしっかりとキャッチすることを楽しめるようになると良いですよね。
ただ、これは双方ともに相手が話すのを待っていたのでは
何も切り出せずに終わるわけなので
態度として人が話すのを待つのではなく
相手が好きなことや話したいことを
相手が大切に思っていることを
あなたも大切にしたい。と強く思うことが大切なのです。
決して、私がさんまさんやタモリさんのように
人の話を引き出すのが上手いと言うことではないです。
結果的に、私の周りに集まってきてくれる人たちの多くは
僕がその人たちの気持ちを上手に汲み取れた人たちだった。
と言うことです。
これは婚活にも当てはまることです。
これまでの恋愛や婚姻歴のある方なら
相手と自分の関係がどうだったのか?
考えてみてもらえると当てはまっていることは多いのではないでしょうか?