～40代の婚活者において知っておくべき真実～

 

婚活中に「離婚歴」のある人と出会う機会が増えてきたと感じる40代の方も多いのではないでしょうか。

「一度結婚したのに、なぜ離婚したのだろう？」

「何年くらいで別れる夫婦が多いの？」

 

気にはなるけれど、なかなか聞きづらいテーマですよね。

 

今回は、婚活者として知っておきたい“離婚に至る夫婦の傾向”について、

具体的な年数データとともに解説しながら、40代の婚活での心構えや考え方のヒントをお伝えします。

実は、多くの統計データから見えてくるのは、**離婚が最も多いのは「結婚後5年以内」**という事実です。

 

● 厚生労働省の統計でも…

 

離婚した夫婦のうち、約3～4割が結婚後5年以内に離婚しているというデータがあります。

さらに、結婚10年以内には全体の約6割が離婚しているともいわれています。

 

つまり、**最初の5～10年が「離婚の山場」**というわけです。

 

理由としては、

• 結婚生活の理想と現実のギャップ

• 子どもの有無や育児・家計の負担

• 性格の不一致が明確になる

• コミュニケーション不足

など、結婚生活が本格化する時期にさまざまな問題が表面化してくるからです。

一方で、「10年以上連れ添った夫婦の離婚」も珍しくはありません。

 

特に最近では、**「熟年離婚」や「定年離婚」**といった言葉も増えてきました。

 

原因としては、

• 長年の我慢の積み重ね

• 子どもの独立による“役割の終了感”

• 老後への価値観の違い

などが挙げられます。

 

つまり、離婚は早期だけでなく、結婚生活のあらゆる段階で起こり得るものということ。

「長く結婚していれば安泰」とは限らないのが、現代のリアルです。

婚活をしていると、「離婚歴がある人」に対して少なからず偏見を持ってしまうことがあります。

「何か問題があったのでは？」

「また離婚するかもしれない…」

 

しかし、ここで考えておきたいのは、**「離婚は誰にでも起こり得ること」**だということ。

実際、離婚理由の多くは「性格の不一致」「価値観のすれ違い」など、双方の関係性に起因することが多く、

どちらか一方だけが悪いわけではありません。

 

また、離婚を経験した人の方が、次の結婚に対して真剣で、現実的な視点を持っていることも多いのです。

40代で婚活をしている方は、相手が「離婚歴あり」というケースに出会う確率も自然と高くなります。

ここで重要なのは、**過去よりも「これからどう向き合えるか」**を見極める視点です。

 

● 婚活でチェックすべきポイント

• なぜ離婚に至ったのか（聞けるタイミングで）

• 離婚をきちんと整理できているか（気持ちの切り替えができているか）

• 同じ過ちを繰り返さない意識があるか

• パートナーに求める条件や価値観に“偏りすぎ”がないか

 

相手の過去を知ることも大切ですが、それ以上に「今の相手の姿勢と向き合い方」に注目することが重要です。

では、自分自身が「離婚しない結婚」をするためには、何を意識すれば良いのでしょうか。

 

ポイントは次の3つです。

 

① 条件よりも「一緒にいると心地よい相手」を選ぶ

 

年収・学歴・容姿などももちろん大事ですが、

日常を共に過ごすうえでの相性や安心感こそが、長く続く関係のベースです。

 

② 相手を変えるより、自分が歩み寄れるかを考える

 

完璧な相手など存在しません。

お互いに譲り合い、認め合える関係性を築けるかが、長続きする結婚の鍵です。

 

③「結婚してからも関係は育てていくもの」と考える

 

結婚はゴールではなくスタートです。

日々のコミュニケーション、感謝、気遣いを忘れず、関係を育てる努力を続けることが大切です。

「離婚は結婚生活の失敗」ではありません。

むしろ、よりよい人生を選び直すためのひとつの選択でもあります。

 

だからこそ、婚活中の40代の方には、

離婚という現実を正しく理解したうえで、

「自分はどんなパートナーと、どんな結婚生活を築きたいのか」

をしっかり見つめていただきたいのです。

 

過去に囚われすぎず、未来に希望を持って。

あなたにとって本当に心地よい関係が築けるご縁に、きっと出会えるはずです。