
「年齢はこれくらいがいい」
「年収は〇〇万円以上」
「できれば初婚がいい」
婚活を始めると、ついこうした“条件”ばかりに目がいきがちです。
もちろん、条件を決めることは大切です。
自分の理想や希望を整理することで、お相手探しの方向性がはっきりします。
結婚相談所でも、最初の面談では必ずご希望条件を伺います。
でも――実はその“条件”が、婚活を難しくしてしまうことが少なくありません。
今回は、「条件で選ぶとなかなか決まらない」婚活のリアルと、結婚相談所の立場からお伝えしたい本音、そしてご縁を引き寄せる考え方についてご紹介します。
◆ 条件で絞ると「出会いの幅」が狭くなる

結婚相談所に登録されている方の多くは、「理想に合った相手と出会いたい」という思いで婚活を始めます。
これは当然のことですし、最初に条件を整理すること自体はとても良いことです。
ただし、条件に縛られすぎると、ご縁の幅が一気に狭くなってしまいます。
たとえば、
• 年齢差を気にしすぎる
• 年収や学歴などのスペックにこだわりすぎる
• 初婚・再婚に強いこだわりを持つ
こうした条件で絞り込みすぎると、本来なら相性が良かったかもしれない相手まで候補から外してしまうことになります。
結婚相談所としても、「もう少しだけ条件の幅を広げていただければ…!」と思う場面は少なくありません。
だからこそ、条件はあくまで“参考”とし、まずは会ってみる柔軟さを持つことが大切なのです。
◆ 実は結婚相談所も一緒に悩んでいます

「なかなか良い人を紹介してもらえない」
「条件に合った人がいないと言われた」
そんな声をいただくことがあります。
でも、ここで正直にお伝えしたいのは、結婚相談所のカウンセラーも、あなたと同じように真剣に悩んでいるということです。
会員様の希望条件と、市場にいるお相手の状況を見比べながら、どうすれば良いご縁をつなげるか。
理想と現実のバランスをどう取るか。
あなたに代わって悩み、考え、日々サポートしているのです。
時には「こんな方もいかがでしょうか?」と条件外の方をご提案することもありますが、それは単なる妥協ではなく、「お人柄や価値観の相性を重視したご紹介」なのです。
結婚相談所は、あなたの幸せを誰よりも願い、共に悩み、共に歩む存在でありたいと思っています。
◆ 婚活成功のカギは「条件+感覚」

結婚生活は日々の積み重ねです。
条件が完璧に合っていても、一緒にいて居心地が悪ければ長続きしません。
逆に、条件とは少し違っていても、自然体でいられる相手となら、幸せな日々が待っています。
婚活を成功させる方の多くは、次のような考え方を持っています。
• 条件だけに縛られず、お相手の内面を大切にする
• 会ってみて感じるフィーリングを尊重する
• カウンセラーからのアドバイスを素直に受け入れる
条件で「この人は違う」と決めつける前に、まずは一度会ってみる。
その一歩が、大きなご縁につながることは本当に多いのです。
◆ まとめ:条件は大切。でも、それだけじゃない
「結婚相談所もあなたと共に悩むことがある」
これは、決して大げさな話ではありません。
私たち結婚相談所は、あなたの理想を叶えたいと本気で願いながら、現実とのギャップに悩むこともあります。
でもそのたびに、お一人おひとりのご縁をどう結べるか考え続けています。
だからこそ、婚活を進めるあなたにもお願いがあります。
条件だけで判断せず、相手の人柄やフィーリングに目を向けてみてください。
そうすることで、思いがけないご縁が見えてくるはずです。
結婚は、条件で始まり、心で育まれていくもの。
あなたの理想を叶えるパートナー探し、私たちも一緒に最後まで寄り添います。
どうか焦らず、肩の力を抜いて。
一緒に、あなたらしい幸せを見つけていきましょう。